分析表の説明 アンバランス表

アンバランス表は、SOPの創成期版が20年前に誕生してから、ずっと搭載されているオリジナルツールです。向かって左側に出走馬の一般的情報、右側にオッズ情報が表示される仕組みです。

当初は枠連と単複だけのこじんまりとした表でしたが、馬券の種類が増えるたびに、また分析機能が精密になるにしたがい、右に長く伸びて、「いったんモメン」のようになっています。

分析内容は、他のオッズ分析ソフトウェアを凌駕しており、SOPユーザーにとっては、競馬には欠かせないツールとなっています。

本項では、このアンバランス表の機能や簡単な活用方法を紹介します。

なお、本項では、画像を見やすくするため、アンバランス表の全部を表示せずに、説明個所に必要な部分を切り取って表示し説明しております。あらかじめご了承ください。

マトリックス表では、デフォルトで馬番順に並んでいます。馬名、騎手名、調教師名、斤量などが表示されます。その右側にはオッズが表示されます。「オッズ」といっても、素のオッズは単複だけで、それ以外の馬券は得票率だけで表示されています。

「得票率」とはその馬絡みの投票がその馬券全体の中で占める割合を算出したものです。JRAのホームページでは買い目ごとの投票数は公開されていませんので、素のオッズから独自の方法で推計したものとなります。

この「得票率」こそが、オッズ馬券を分析する上で非常に重要な素材となります。単複、枠連、馬連だけなら計算機を使えば、各レース10~30分程度で算出できますが、馬単、3連複、3連単の「得票率」を算出するためには、各レース最低でも2時間以上は掛かると思われます。しかも、オッズは複数の時間帯で取得しますので、5回取得したとすると、10時間以上掛かることになり、そんなことをしていたら、死ぬほど疲れるだけでなく、分析前に肝心のレースが終わってしまいます。SOP2019では、受信(取得)~変換~取り込みまで、3場開催36レースで3~5分で完了します。